こんにちは!CORDPARTNERSです!
今回は、「縄跳びで速く走るためのバネを身につけよう」ということで、縄跳びのメリットに着目してお話ししていきたいと思います。
先日、京都府宇治市広野町にあります太陽が丘陸上競技場で中学生の方々に指導を行いました。その時にジャンプトレーニングで、バウンディングを取り入れましが、難しくてできない人が多かったです。
太陽が丘陸上競技場はこちら
http://www.kyoto-park.or.jp/yamashiro/
色々なジャンプトレーニングを行いましたが、跳ぶ時の接地がよくなかったので、接地の基本から学ぶために、縄跳びから初めていきました。
陸上競技の世界では、よく「あの選手はバネがあって速いよね。」という言葉を聞きます。運動会のリレーで活躍する小学生を見ていても、ピョンピョン跳ねるように走っています。あの跳ねるような走りを生み出すのがいわゆる「バネ」です。
「バネは生まれもった才能だ」というイメージをもつ方も多いかと思いますが、後天的に身につけることは十分に可能です。
CORDPARTNERSでは、「バネは練習次第で誰でも身につけられる技術」だと考えています。
「バネ」とは単なる脚力ではなく、「跳ねる技術」なのです。
それを効果的に身につける魔法の練習法が「縄跳び」です。
縄跳びには大きく分けて以下の3つの技術的な要素が詰まっています。これらは全て速く走るために大事な要素であり、それ全てが縄跳びで身についてしまうのです。
①接地時間を短くし、一瞬で力を発揮する技術
②腕と脚を動かすタイミングを一致させる技術
③適切なタイミングで出力と脱力(リラックス)を交互に繰り返す技術
しかも、これらの技術を身につけながら、跳ねるために必要な脚力までついてきます。
それでは、縄跳びで「跳ねる技術」を身につける上で大切になるポイントを3つご紹介します!
跳ねるような走りをする人をよく観察すると、地面に足がついている時間が非常に短いです。一流選手では一歩当たり接地時間は0.1秒以下と言われています。
縄跳びでも、「ポーン、ポーン」というリズムではなく、「ポンッ、ポンッ、ポンッ」とリズム良く跳んでみましょう。
自分で声に出しながら跳んでみるのも良いですし、それが難しいのであれば、周りの人が声を出して意識づけしてもらうと良いでしょう。
縄跳びは腕と脚を同時に動かし、タイミングを合わせなければ成立しません。走るという行為も同様、腕と脚のタイミングを合わせることで、大きな力を発揮することができ、地面からの反発をもらうことができます。それがバネを生かして跳ねる上ではすごく大事なのです。
とは言え、小学生ですと最初はなかなかタイミングが合わず縄に引っかかったりして苦労します。その際には、縄を持たずに跳んでみましょう。縄を外し、グリップの部分だけ持って跳んでみるのも良いでしょう。タイミングが合ってきたら実際に縄跳びをしてみてください。
一流の選手は走る時に、力みがありません。特に、空中ではリラックスをしています。走っている時間の半分は空中に浮いています。そこで力を発揮しても身体は前には進みません。なぜなら、人間が前に進む力はほぼ全て足が地面に接地している時にしか生み出せないからです。
ですので、空中で力むということはそれだけエネルギーを無駄遣いしていることになるのです。走るのが苦手な人ほど、肩に力が入って、無駄なエネルギーを使ってしまいます。力を抜いて跳ぶ練習をしてみてください。
今回は、「バネを身につけるための縄跳び」について解説させていただきました。
当記事では、大切なポイントを3つに絞りご紹介させていただきましたが、これ以外にもバネを身につける上で意識すべき点はたくさんあります。
意識することが難しいお子様もおられると思いますので、基礎動作を徹底指導した上で、走りに近づけた動き作りを行い、正しいフォームの定着を測ります。
CORDPARTNERS京都府では、元ダイアモンドアスリートであり、400m・400mHの岩本武選手など、 現役の陸上選手より丁寧に指導を受けることができます。
ご不明点・ご質問・ご興味をお持ちの方は、お手数ですがご連絡いただけますと幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!
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