日頃より大変お世話になっております。
今回は埼玉県川越市にある川越運動公園にて、小学生の兄弟に走り方のレッスンを行いました。
4年生と6年生の兄弟で、普段から運動や外遊びが好きで、学校でも、放課後もよくボール遊びをしているとのことでした。
ただ、お兄ちゃんは球技は得意でも、足の速さはクラスで1番になれないから悔しいそうです。
お母さんも、せっかくだから兄弟でレッスンを受けてみようと申し込んでくれました。
それでは、今回も練習を振り返りつつ、速く走るためのコツをご紹介しましょう。
良くない走り方を続けると、足が速くならないだけではなく、ケガのリスクを高めたり、疲労がたまりやすくなったりします。
ある程度成長してフォームが固まってきてからでは、なかなか動作を直すのは難しいです。
そのため、子どものころに理想的な走り方を身に着けることは、陸上競技に限らず多くのスポーツをするうえで大変役に立ちます。
まずは一緒にウォーミングアップをしながら走り方の特徴を観察します。
2人とも普段から外遊びをしていることもあって、ダイナミックな動きをしていました。
しかし、足は大きく動いているほうなのに腕の振り方がバラバラ。さらに大きく動こうとしているせいか、力みが見られました。
そこで、今回のレッスンでは腕の使い方をメインに指導しました。
足で走るのにどうして腕振りが必要かと言いますと、「足(脚)と腕が連動して動くから」です。腕を大きく振れば足も大きく動かせるし、腕振りを速くすれば足も速く動きます。では、とにかく大きく速く振ればいいのかというと、そういうわけでもありません。
そもそも、腕とはどの範囲のことを指すのでしょうか?手から…肩まで?実は、その先の「肩甲骨」までです。肩甲骨が動くと、骨盤が反対に動きます。つまり腕を後ろに引くと、骨盤が前に動きます。骨盤が前に出るということは、足が前に出てくることを意味します。
…専門的な話になってしまいましたが、お伝えしたいのは「腕を振るときには肩甲骨から大きく動かすのがポイント」ということです!
今回のレッスンでは、腕振りの大切さを知ってもらうために、最初に腕組みして走ってもらい、そこから腕振りのドリルや肩甲骨を大きく動かすストレッチを中心としたドリルをしました。はじめのうちは違和感があったようですが、レッスンが終わるころには自然と大きな腕振りと、それに伴って足の動きもよくなっていました。
練習後に聞いてみると、陸上選手のような腕振りは少し恥ずかしかったそうですが、腕振りの大切さがわかったので、またやってみたいと答えてくれました。
CORDPARTNERSでは、走り方をはじめお子様に少しでも身体を動かすことの楽しさを伝えるために日々試行錯誤を繰り返してレッスンを行なっています。
このブログをご覧になられて少しでも興味が湧いたお子様や、いろんな運動に触れてみたいなどなど、運動全般に関するご意見ご相談を受け付けていますので、ご連絡をお待ちしております!