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本日CORD ATHLETE CLUBでは大阪府大阪市大阪城公園にて、無料かけっこ教室・運動能力向上教室と陸上のクラブチーム指導を行いました。

先日ここ大阪では、第105回日本陸上競技選手権大会が行われており、各種目、東京オリンピック代表の座をかけて熱いレースが繰り広げられていました。

その中でも特に注目されていたのは、花形種目となる男子100mのレースです。

今年は9秒台の選手が4名おり、先日日本記録を更新した山縣亮太選手、日本で初めて9秒台を更新した桐生祥秀選手など注目される選手がいる中、優勝したのは多田修平選手でした。

多田選手の持ち味は、「ロケットスタート」という、スタートのから中盤までの爆発的な加速力に定評があり、あの世界記録自保持者のウサイン・ボルト氏や、世界陸上ロンドン大会優勝のジャスティン・ガトリン氏も驚く程のスタートを披露しています。

日本選手権の100m決勝では、スタートを活かした走りでゴールまで逃げ切り優勝しました。

陸上競技の短距離走というと、小学生ではかけっこや運動会に近いイメージになりますが、「位置について・・・よーい・・どん!」で走り出し、早くゴールに着いた人の勝ちととてもシンプルな競技です。

しかし、どのように走ったらスタートからゴールまでの距離を速く走れるんでしょうか。

今回は、普段おこなっているレッスンの内容を元に、多田選手の走り方と子供の走り方を比較しておりますので、ご覧いただければと思います。

足の上げ方の違い

まず初めに、多田選手と子供達の足の上げ方の違いは、足を上げる高さとスピードにあります。

なぜ高く上げた方がいいかというと、高い位置から足を下ろした方が低い位置から下ろすよりも、よりたくさんの力を地面に伝えることがき、地面からの反発も大きくなります。

例えば、反発のイメージを簡単に説明するとより高い位置からボールを落とした方が、大きく跳ねます。

より多くの力で地面を押すことで、前に進む推進力に繋がり、速く走ることができるのです。

足を上げるスピードも大事になってきます。

子供達の走り方は、足の動きが体の後ろで大きくなる、いわゆる足が流れる状態になっていることが多いです。

大げさに例えると、客観視したときに「転びそうな走り方」をしているように見えます。

しかし、足を上げるスピードを早くすることができれば、体の後ろで足の動きをコンパクトにすることができます。

また、足を上げることと、足を下げることでは、足を上げる意識の方が時間がかかってしまいます。

そこを速くすることで、足が流れるのを防ぎ、足の回転数が上がることで速く走ることができます。

腕の振りの違い

次に腕の振り方です。

子供達の中には、速く走る時に腕を頑張って振ろうとして、腕や肩に余計に力が入ってしまう癖がある子が多く見られます。

腕を速く振ろうとしすぎると、返って肩が上に上がり力んでしまうので動きが遅くなってしまいます。

しかし多田選手の腕振りは、肩などに余計な力みが無く、コンパクトで速く振れています。

腕振りは、自分の振りやすい速さやタイミング等はそれぞれ違うと思いますが、力んでしまっては速い走り方にはなりません。

全力で走っている中で、余計な腕の力を抜くというのはとても難しいことですが、腕を早く振るためには、力まないことが重要です。

一度、お子様の腕の振り方と走り方をチェックしてみてください!

スタートの加速部分の違い

最後に多田選手の最大の武器であるスタートの部分です。

今回の勝負の決め手でもあったロケットスタートと言われている多田選手のスタートは、走りだしてから加速中の前傾の角度がすごく低く、持続時間も他の選手に比べてとても長いです。

前傾の時間が長いということは、それだけ長く加速していて走るスピードも上がります。

しかし、子供達は前傾の姿勢をうまくできない子が多く、その影響でうまくスピードに乗せてあげることができずに走りきってしまう子がおり、とてももったいない走りをしています。

子供たちは前傾の姿勢をすると、転びそうになるイメージがあるので、初めのうちはとても怖いと思います。

しかし、前傾したときに足を早く前に上げることを同時にできると、転ばずにうまく加速できます。

多田選手のようなスタートはとても難しく、まだ筋力がない子供の時期は、無理に低いスタートをすると転んでしまったり、くの字の姿勢になったり、頭が下がっているだけの走りになるので、一本の軸をしっかり作り練習を継続することで、早くスタートがをすることができ、転倒するような怪我につながるようなことはありません。

初めのうちは、低く走ると転んでしまったりもするので、十分注意して試してみてください。

子供が早く走るためには

今回は子供の走り方と多田選手の走り方を腕の振り方、足の上げ方、スタートの加速部分の違いの3つについて書きました。

速く走る走り方がわからない方がいましたら、まずは、足が速い人の走り仕方を真似してみるのも、足が速くなるための一歩かもしれません。

子供達は少しの意識の違いでも、すぐ速く走れるようになる可能性を秘めています。

ぜひみんなも速い人の動きを真似てみてはいかがでしょうか。

CORDでは、そんな現役の選手と触れ合うことがで、速く走る為の技術を学べるマンツーマン指導や、トップ選手の方々が考案したメニューをクラブチームでは体験できます。

無料で行っている運動能力向上スクールは、速く走るための体作りやゴールデンエイジ期に必要な瞬発力や持久力、バランス能力を鍛える指導もしているため、将来陸上以外のあらゆるスポーツを行うための土台作りとしてもご利用できます。

全国各地で開催をしているため、お住まいの地域がございましたら、ぜひお待ちしております。

本日もありがとうございました。

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