幼児期に身につけたい36の基本動作
皆さんは「幼児期に身につけたい36の基本動作」をご存知ですか?
人の基本動作は36に分類され、36個の基本動作は運動能力に深く関係し、幼児期の発達にも影響すると言われています。
この36個の基本動作は幼児期から行える運動であり、幼児期の頃から行うことが推奨されています。
その理由として、今日では、子供達の体力・運動能力の低下が問題視されています。これは、幼児期の頃に行う運動量や運動する機会、ボール遊びができる運動場所の減少が原因ではないかと考えられます。また、体力・運動能力の低下は結果として、大人になってからの生活習慣病や怪我のリスクが上がる可能性があると懸念されています。
幼児期は、脳や体の発達が著しく運動機能を大きく向上できる時期であるため、幼児期から運動することが推奨されています。また、文部科学省が出している「幼児期運動指針」にも幼児期における運動の重要性が記載されています。
36個の基本動作は大まかに3つの種類に分けることができ、それぞれの役割を担っています。そこで今回は36個の基本動作のうち、「平衡系運動」と言われる体の姿勢を維持、変化させる動きを運動9つ紹介します。
1.たつ…立ち上がる、座る
2.おきる…起き上がる、寝る
3.まわる…転がる
4.くむ…おんぶする
5.わたる…歩いたり走ったりしてわたる
6.ぶらさがる…鉄棒などのものにぶらさがる
7.さかだちする
8.のる…一輪車や自転車に乗る
9.うく…プールに浮く
これらの運動は幼児期に行うと自分の姿勢を維持する平衡感覚を養うことができます。
平衡感覚とは簡単にいうと、重力に対して体のバランスを保とうとする感覚です。激しい動きをしても体のバランスが保たれることや、転びそうになっても反射的に手や足が出て転ばずに済むなどという働きをしています。
この感覚はどのスポーツにも必要な感覚で、特に体操やフィギュアスケートなどは子供の頃の平衡感覚の基本動作を幼児期から行う事で大きく変わる可能性があります。
今回は幼児期に身につけたい36の基本動作の中の平衡系運動、9つを紹介しました。
ほとんどの運動が外に出なくてもよく家の中でできる運動ですので、もしよろしければお子さんと一緒になって行ってみて下さい。
CORDでは陸上競技だけでなく、かけっこなどの遊びも行いながら、スポーツの基本になる動きで体を動かして、どのスポーツも行えるような体作りも行っています。
興味がありましたら、ご覧ください。
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